2019年度の取り組み

先端科学技術講座への講座提供

 6月12日(水)には先端的な科学技術に関する教員の指導力向上を目的とした「先端科学技術講座」(新潟県立教育センター主催)で、講座の提供を行いました。この講座では、科学技術系に進学する生徒の増加、次世代を担う人材を育成するため、高等学校教員に対して、観察・実験実習等で利用可能な技術を学ぶ機会を提供しています。今年度は「タンパク質の可視化技術を体験する」と題して、健康・自立総合研究機構の関峰秋准教授と髙橋昌幸助教が担当しました。

 

 


キャリア教育プログラムへの協力

 新潟市立万代高等学校のキャリア教育プログラムの一環として、7月31日(水)に薬学部と応用生命科学部で一つずつ講座の提供を行いました。当日は以下のプログラムを実施しました。

 ●薬学部(担当:飯村菜穂子 准教授)

講義「薬学の魅力と薬剤師への道~患者さんのニーズに応える薬をつくる~」

実験「良い薬をつくるって具体的にはどんなこと?体験してみよう!」

討論「良い薬をつくるためには何が大切?患者さんのニーズに応える医療の提供とは?考えてみよう!」

 ●応用生命科学部(担当:小長谷幸史 講師)

講義・実験「緑色蛍光タンパク質(GFP)で知るタンパク質の性質PART1」

討論「蛍光物質は本当にタンパク質?」     

講義・実験「緑色蛍光タンパク質(GFP)で知るタンパク質の性質PART2」

討論・講義「蛍光物質は本当にタンパク質だったか?」


薬学入門講座

 7月から9月にかけて、『新潟薬科大学高校生のための薬学入門講座』を実施しました。県外からも多数の高校生の皆さんが参加され、7月21日(日)と8月25日(日)には「飲んだ薬はどこへいくの?」をテーマに実習をしました。高校生の皆さんは山下菊治教授(薬学部機能形態学研究室)の指導のもと、自分で臓器を手作りし、組み立て、完成した臓器模型を使い、薬が体の中でどのように作用するのかについて、考察をしました参加者からは「自分で作った臓器の模型を使って学ぶことができて、理解を深めることができた。」「教えてくれた先生、在学生ともに親しみやすくてよかった。知らなかった体の仕組みも学べていい一日でした。」などの感想がありました。

また8月6日(火)と9月8日(日)には「1粒の薬の中にはどんな科学がかくれているの?」をテーマに実習を行いました。高校生の皆さんは飯村菜穂子准教授(物理薬剤学研究室)の指導のもと、薬を作ったり、どのように体に効くのかを実験を通して実際に体験しました。参加者からは「短時間でたくさんの実験をすることができて、とても楽しく学ぶことができました。」などの感想がありました。

 


生命科学講座

 7月から8月にかけて、『生命科学講座』を実施しました。7月25・31日、8月23日は講義形式、8月5・6・22日は実験形式の講座を行いました(テーマと詳細は以下をご覧ください)。参加者の皆さんからは、「身近で考えやすいテーマでの講義で、興味を持って楽しく学ぶことができました。」「大学が身近に感じました。」などの感想を聞くことができました。


食・環境ビジネス講座

 7月から8月にかけて、『食・環境ビジネス講座』を実施しました。この講座では食・環境ビジネスに関する具体的テーマを取り上げ、「国際感覚」「分析力」「実践力」「論理的思考」「情報活用力」「語学力」「マーケティング力」の基礎について講義しました。受講生の皆さんが今後、食・環境ビジネス分野だけでなく、様々な場面で、上記の力を発揮してくれることを期待します。テーマと詳細は以下をご覧ください。


「血液の中から病気を見つけよう」講座の実施

 8月7日(水)に小学生向け公開講座「血液の中から病気を見つけよう!」を開催し、全県から小学23名・保護者14名が参加しました。午前中の講義に先立ち、講師の中川沙織薬学部准教授が、大学説明(大学の概要、大学生の日常生活、研究の面白さ)を実施しました。その後、「血液の中から病気を見つける」と題して講義、昼食をはさんで、実験(血液細胞の観察と血糖測定)を実施し、研究室の紹介と大学内の見学を行い、最後に実験のまとめと本講座の修了式を行いました。

 


教員免許状更新講習

 7月、8月に毎年実施している教員免許状更新講習を実施しました。今年度は必修領域1講座、選択領域5講座を開講し、延べ約280名の先生方が参加されました。


入学前教育への協力

 2月18日(火)に薬学部の推薦入試・特別選抜入試合格者向けの入学前スクーリングを実施しました。当日は個々人のスキルや能力・経験を最大限に発揮し目標達成を目指すための取り組み(チームビルディング)の体験や、他者理解・自己理解を深めるための方法を学びました。前半で仲間との交流を深めたあとは、『薬学を学ぶこと、学んだ先の将来像』をグループに分かれて討論し、入学後の各自の目標や志を確認しました。

 新潟薬科大学では入学前からスクーリングや自己学習プログラムで入学予定者への教育を行ってまいります。
 当日の様子は
こちらに掲載しています。

 


市民公開講座

 コロナウイルス感染拡大防止のため中止いたしました。当日の計画は以下でご確認ください。

市民公開講座について


課題探究型実験講座・体の構造と機能を知ろう講座

 コロナウイルス感染拡大防止のため中止いたしました。