2020年度の取り組み

薬学入門講座


7月から8月にかけて、『薬学入門講座』を実施しました。今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、本学独自で開発した「リモートディスカッションシステム」にZoomを組み合わせたシステムで、ライブ配信型の授業を行い、県内外61名の高校生の皆さんが本講座で薬学の世界を体験しました。

来学していただき、実際の実験器具や大学にしかない機材も見ていただきたかったのですが、今回の授業ではライブ動画の中でリアルな実験の様子や製薬会社から提供していただいた映像を皆さんに見ていただくことができ、臨場感あふれる授業を行うことができました(「一粒の薬の中にはどんな科学がかくれているの?」飯村菜穂子准教授 物理薬剤学研究室)。

またあらかじめ郵送した教材キットを用いて、人体模型を作成してもらい、今までは教科書でしか見たことのなかった体の構造や、薬が効く仕組みを皆さんに理解していただくことができました(「飲んだ薬はどこへいくの?」山下菊治教授 機能形態学研究室)。

なお本講座を修了した56名の高校3年生の皆さんには9月下旬に修了証と記念品をお送りしました。


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生命科学講座


7月から8月にかけて、『生命科学講座』を実施しました。今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、動画の受講と課題を提出する方法で講義形式7講座、実験形式1講座を実施しました。実験形式講座では普段は来学して実験してもらう内容を動画にコンパクトにまとめ、実験の楽しさを実感していただきました。受講した中高生の皆さんからはWEBを通じて多数の質問や感想が寄せられ、中高生の皆さんの興味関心の高まりを感じました。なお本講座を修了した14名の高校3年生の皆さんには9月下旬に修了証と記念品をお送りしました。



































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食・環境ビジネス講座

7月から8月にかけて、『食・環境ビジネス講座』を実施しました。今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、動画の受講と課題を提出する方法で講義を行いました。

この講座では中高生の皆さんに興味を持っていただけそうな具体的テーマを取り上げて講義しました。受講した中高生の皆さんからはWEBを通じて多数の質問や感想が寄せられ、中高生の皆さんの興味関心の高まりを感じました。なお本講座を修了した2名の高校3年生の皆さんには9月下旬に修了証と記念品をお送りしました。


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教員免許状更新講習


今年度の教員免許状更新講習の講習形態は『新型コロナウイルス感染症への対応に関する免許状更新講習の実施における留意事項及び実施方法の特例(文部科学省令和2年3月31日通知)』および『新型コロナウイルス感染症への対応に関する免許状更新講習の実施方法の特例等の延長及び拡充について(同4月28日通知)』に則り、特設HPでの動画配信と修了認定試験自宅受験という本学でも初めての試みで選択領域6講座を実施しました。今回は新潟県内でも先例がない中での実施となりましたが、教員免許状更新講習の目的である『最新の知識技能を身に付ける場』として、過去最高の延べ301名の県内教員の皆様に本講習を活用いただきました。


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先端科学技術講座への講座提供


9月14日(月)に先端的な科学技術に関する教員の指導力向上を目的とした「先端科学技術講座」(新潟県立教育センター主催)で、講座の提供を行いました。この講座では、科学技術系に進学する生徒の増加、次世代を担う人材を育成するため、高等学校教員に対して、観察・実験実習等で利用可能な技術を学ぶ機会を提供しています。今年度は「グリーンケミストリー 環境にやさしい有機化学を体験する」と題して、応用生命科学部の中村豊教授が担当しました。午前は講義室にてアナスタスのグリーンケミストリーの12箇条をベースに持続可能な環境のための化学についての説明や、現在の有機合成化学の現状と進歩について紹介しました。午後は溶媒を使用しない有機合成反応の体験や、クロスカップリング反応の実験を行いました。