2020年度薬学入門講座開催報告

2020年度の薬学入門講座を7月18日(土)、23日(木・祝)、28日(火)、8月4日(火)に実施し、無事終了しました。当初は例年通り大学に来ていただき講義や実験を体験してもらおうと計画していましたが、高校生の皆さんに安心して受講してもらうため、 『新潟薬科大学WEBキャンパスリモートディスカッションシステム』とビデオ音声ミーティング『Zoom』を導入したライブ型授業を実施し、自宅に居ながらにして薬の不思議や工夫を学び、人体模型を各自で作成し体に薬がどのように作用するのかを体験し、薬学への理解を深めました。


各授業の詳細は以下のとおりです。


第1回『一粒の薬の中にはどんな科学がかくれているの?』担当:物理薬剤学研究室 准教授 飯村菜穂子

ライブ授業当日はあらかじめ予習をお願いしていた動画の解説に加え、薬の有効成分が規定時間内にきちんと体内に溶け出すかどうかの計算や、一粒の錠剤の中にきちんと主成分が入っているかの評価を行いました。そして最終的に、今回用いた錠剤が薬として合格品かどうかを判定し、一粒の薬の中に隠されている科学を体感しました。予習動画では薬は投与部位によって形が異なることや、錠剤や軟膏が製造されていく工程を実際映像で見たり、塗り薬の伸び方の違いを計測したりと、高校生の皆さんがもっと深く知りたいと感じてもらえるような内容だったのではないかと思います。


第2回『飲んだ薬はどこへいくの?』担当:機能形態学研究室 教授 山下菊治

高校生の皆さんには自宅宛てに人体模型を作成するためのキットを事前にお送りし、作り方の動画を見ながら事前に「胃」と「膵臓」を作成しておいてもらいました。ライブ授業当日は、各臓器の働きや、薬の効き方の解説を行い、その他の臓器として「十二指腸」「胆嚢」「肝臓」を一緒に作成し最後に5つを組み立てました。自分で作成することで臓器の位置や特徴を覚えること、薬が各部位でどのように作用するかを体感してもらえたのではと思います。