6月12日(水)先端科学技術活用講座「タンパク質の可視化技術を体験する」が本学で実施されました。
この講座は新潟県立教育センターが主催し、大学等の高等教育機関において、先端の科学技術に関する観察・実験実習を通じて、高等学校教員の指導力の向上を図る目的で開講されています。
6月12日(水)レポート
講座の開催に先立ち、新潟県立教育センターの小野指導主事より本講座の趣旨とプログラムの説明がありました。
その後、本日の講師である、本学 健康・自立総合研究機構の関准教授、及び、同髙橋助教から自己紹介がありました。
関准教授からは本学 健康・自立総合研究機構 の紹介と実験内容の説明等がありました。
実験に先立ち、関准教授よりスライドを用いて、タンパク質の可視化技術に関する講義及び実験器具の取り扱いついての説明があり、早速実験に移りました。
受講者が実際に実験器具を手に取りながらタンパク質の固定に関する実験を進めていきました。
午後は髙橋助教が以下の内容で講義を行いました。
・分子生物学の歴史
・GFP(タンパク質可視化)技術の解説
・現在の研究内容に関して
座学の後はキャンパス内及び、本学応用生命科学部3年生の実習の様子を見学しました。
再び実験室に戻り、関准教授指導のもと実習を進めます。
会場を移し、新潟県立教育センター古田島指導主事より「教材化と学習指導への活用」に関して、説明があり、今回の実験で学んだことをどのような教科に、また、理科等の専攻にかかわらず、学校運営に関しても実務にどう反映させるかグループワークで意見を出し合いました。
受講者が一人づつ、今回の講義・実習で学んだこと、及び、今後の実務に生かせそうなポイントについて発表を行いました。
今後授業で生かせそうなキーポイントを各自書き出し、一枚の用紙にまとめました。挙がった意見を、グループ化し、タイトルを付けました。ノーベル賞の内容、生物発光、DNAの授業などのキーワードとともに、分子生物学、可視化やGFPといったタイトルが付けられました。
一日の総評ということで、関准教授より今回の講義・実習の要点の振り返り、及び、新潟県立教育センター小野指導主事より閉講の挨拶があり、無事一日のプログラムが終了しました。