次世代人材育成事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」

 独立行政法人科学技術振興機構(文部科学省所管の独立行政法人)の推進する次世代人材育成事業「平成24年度女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に採択されました。

独立行政法人科学技術振興機構:https://www.jst.go.jp/cpse/jyoshi/saitaku/fiscal/12/sk000682.html

 新潟薬科大学が実施する女子中高生の理系進路選択支援プログラムは、次世代を担う女子中高生に対して理系及び医療分野に対する興味・関心を喚起し、理系・医療分野へ進むことを志し、新たな科学技術を創造する人材の育成、さらに将来の統合医療従事者養成教育を目的として実施しました。


平成24年度女子中高生の理系進路選択支援プログラム実施報告

プログラム名

女子中高生集まれ!未来に輝く女子力!
「NUPALSサイエンススクール」に参加して貴女の未来をつかもう!


活動概要

 新潟薬科大学が取り組む女子中高生の理系進路選択支援プログラムは、新潟薬科大学では、次世代を担う女子中高生に対して理系及び医療分野に対する興味・関心を喚起し、理系・医療分野へ進むことを志し、新たな科学技術を創造する人材の育成、さらに将来の統合医療従事者養成教育を目的とした全7回のプログラムです。


<NUPALSサイエンススクール>

◆ NUPALSサイエンスカフェ・スクール(計2回)
◆ NUPALS企業・医療現場体験学習(計3回)
◆ NUPALSサイエンスラボ(計2回)

を実施しました。


取り組みの目的・目標

 本事業において新潟薬科大学(NUPALS)では「NUPALSサイエンススクール」を開催しました。新潟薬科大学は「くすりと健康」のスペシャリストを育てる『薬学部』と、「食品・バイオ・環境」分野に関する最先端の教育・研究を行う『応用生命科学部』の2学部を併設した全国でも大変ユニークな生命科学系総合大学です。その特徴を最大に生かし、モデルとなる女性科学者、研究者と共に講演会やカフェ形式で語り合い、さらに実際の職場体験、実験実習等を一緒に行うことで科学の魅力や研究の楽しさをわかりやすく女子中高生に伝えます。

 「NUPALSサイエンススクール」は女子中高生が女性科学者、技術者と出合い、語り合うことで未来へのときめき、わくわく感を喚起し、さらに共に実践体験することで理系領域への理解を深め、未来を切り開いてもらいことを目的に実施しました。


講座日程・スケジュール・内容

NUPALSサイエンスカフェ「今の仕事・将来の夢」

開催日 7月22日(日) 13:00 ~ 14:30
概要 調剤薬局で活躍する女性薬剤師及び現役女子大生とともに現在熱中していることやこれからの夢について座談会形式で語り合います。
講師 調剤薬局ドラッグストアアイングループ(株)ダイチク
 薬剤師 大木 優子 薬剤師 西脇 里花子


NUPALSサイエンススクール「現在の仕事につくまでの道・その世界の魅力」

開催日 8月4日(土) 13:30 ~ 15:00
概要 医薬品メーカーの女性科学者、研究者を招いて、なぜ理系に進んだのか、なぜ今の仕事を選んだのか、今の仕事の魅力などについて講演して頂きます。また現役女子大生との座談会も同時開催致します。
講師 日医工株式会社
 生産本部滑川工場品質管理部 能登 明佐美
 開発企画本部製剤技術部 吉澤 菜穂子


地場企業見学・体験学習

開催日 8月8日(水) 11:00 ~ 15:30
概要 酒造メーカーの見学、職場体験学習及び研究者・技術者とふれあうことができます。
講師 菊水酒造株式会社
 生産部 田巻 こずえ・森 美子
 研究開発部 肥田野 由美


医療機関訪問体験学習(2日間セットの学習)

開催日 8月16日(木) 10:00 ~ 16:00
8月17日(金) 13:00 ~ 16:00
概要 調剤薬局併設OTC薬局、老人介護調剤施設併設病院などの医療機関の見学、職業体験学習を行った後、生命について、健康増進について考えます。
講師 新津医療センター病院 薬剤局長 継田 雅美
新潟薬科大学 薬学部准教授 飯村 菜穂子


NUPALSサイエンスラボ1

開催日 8月19日(日) 13:00 ~ 16:00
概要 「私たちの身近にある薬を実際につくってみよう」 新潟薬科大学女性大学教員及び現役女子大生と一緒に私たちの身近でよく見かける薬(錠剤、軟膏剤、坐薬)をつくる製剤実験を行います。
講師 新潟薬科大学 薬学部准教授 飯村 菜穂子


NUPALSサイエンスラボ2

開催日 8月22日(水) 13:00 ~ 16:00
概要 「泡の力を体験しよう」 医薬・化粧品・トイレタリー関連企業の女性研究者・技術者を新潟薬科大学に招いて、界面活性剤が泡になる仕組みを学び、日用品の製品の泡をコントロールできることを体験し、製品開発研究の一端に触れることができる実験を行います。
講師 ライオン株式会社研究開発本部企画管理部
 主任 土岐 育子
 野田 瑞穂
 吉井 和美


NUPALSサイエンススクール成果発表会、修了証書授与式

開催日 2月23日(日) 10:30 〜
概要 「NUPALSサイエンススクール」、「NUPALSサイエンスカフェ」「体験ツアー」「NUPALSサイエンスラボ」で学んだこと、感じたこと、気づいたこと、ときめいたこと等をまとめます。 「NUPALSサイエンススクール」をみごと修了した生徒さんにはNUPALSサイエンススクール修了証書を授与されます。


実施の様子

NUPALSサイエンスカフェ「今の仕事・将来の夢」

新潟薬科大学 B103講義室を会場に、7月22日(日) 13:00より調剤薬局で活躍する女性薬剤師2名を招き、NUPALSサイエンスカフェを「今の仕事・将来の夢」と題して実施いたしました。受講生は日頃あまり近距離で対話することが少ない医療人の話に熱心に耳を傾けていました。また当日は新潟薬科大学の現役女子大生も加わり、女子中高生との交流も深めました。


NUPALSサイエンススクール「現在の仕事につくまでの道・その世界の魅力」

 新潟薬科大学 B103講義室を会場に、8月4日(土) 13:30より医薬品メーカーで活躍する女性科学者、研究者2名を富山県より招き、NUPALSサイエンススクールを「現在の仕事につくまでの道・その世界の魅力」と題して実施いたしました。受講生は製薬の様子を動画で見るなどしながら、薬が私たちの手元に届くまでを詳しく知るだけでなく、薬を開発すること、製造する仕事に携わる女性科学者たちがなぜ理系に進んだのか、なぜ今の仕事を選んだのか、今の仕事の魅力・やりがいなどについて聴き、強いあこがれを抱いていました。


地場企業見学・体験学習

平成24年8月8日(水)に、新潟の地場大手企業である酒造メーカーに訪問させて頂き、そこで活躍する女性科学者・研究者から、お酒造り、酵母、発酵などについて詳しく学びました。また醸造工場、研究所、ミュージアムを訪ね、お酒の歴史や日本の文化とお酒の関係、お酒の持つさまざまな効用について体験的に学習しました。


医療機関訪問体験学習

 平成24年8月16日(木)に、調剤薬局併設OTC薬局、老人介護調剤施設併設病院に訪問させて頂き、そこで活躍する女性薬剤師・医療従事者から、今の仕事を選んだ理由、今の仕事の魅力・やりがいなどについて聴き、また薬剤師から直に院内製剤を指導して頂くなどして、実際の医療現場を体験しながら学習を深めました。さらに翌日8月17日(金) には前日の学習を基に、現在の医療、健康増進等についてグループ討議を行い、各チームの意見をまとめたプロダクトを作成し、発表を行いました。この学習を通じて、日頃「健康」をあまり意識していないと思われる中高生に「健康を考える」機会を与えることができるとともに、医療に対する関心をもつきっかけになったと思われます。



NUPALSサイエンスラボ1「私たちの身近にある薬を実際につくってみよう」

平成24年8月19日(日)、新潟薬科大学女性大学教員及び現役女子大生と一緒に私たちの身近でよく見かける薬(錠剤、軟膏剤、坐薬)を実際につくる製剤実験を行いました。


NUPALSサイエンスラボ2「泡の力を体験しよう」

 平成24年8月22日(水)、医薬・化粧品・トイレタリー関連企業である(株)ライオンより女性研究者・技術者を新潟薬科大学に3名招いて、界面活性剤が泡になる仕組みを学び、日用品の製品の泡をコントロールできることを体験しました。この実験を通じて、生徒さん達は製品開発研究の一端に触れることができたと思います。



受講生のアンケート結果

  • これまであまり理数系が好きではなかったが、この講座に参加し、理科が好きになった。
  • 将来研究者になってみたい
  • 薬剤師になりたい
  • 薬学部に進学したい
  • 実験がとても楽しかったので、もっとやりたかった

等々、前向きな意見を聞くことができました。


女子中高生の理系進路選択支援プログラムを実施して

 生徒さん達の意欲が感じられる結果が得られたこと、この講座を通じて生徒さん達の気持ちに大きな変化が見られたことに一定の成果が感じられました。今後も次世代の女性科学者の育成にもますます貢献していきたいと考えています。